ここ最近の市場動向とか

今回は最近の相場観をまとめてみました^^

コロナショック・アメリカのデモ

◉コロナ

2020年も6月に入り、日本の非常事態宣言はついに解除されました。世界でも規制の緩和が進んでおり、ここから第2波への警戒が高まります。
過去を振り返ると、約100年前に大流行したスペイン風邪は、第3波まで流行が拡大し、致死率も第3波が一番高かったようです
ワクチンの開発がうまくいかない中で、ウイルスがさらに強力になっていくと考えると、株式市場も強気に傾きにくいのでは?というのが大半の意見みたいです。

◉アメリカのデモ

そんな中、アメリカではGeorge Floydの殺害を受け、デモが拡大しています。自分も事件の詳細を動画で見たんですが、とても心が痛くなる内容でした。首を締めていた警官と殺害された男は、もとから面識があったみたいです。しかし、なぜあそこまで徹底して膝で首を締めつけなければいけなかったのでしょうか?
日本は単一民族国家のため、人種差別には疎い側面があるかもしれませんが、自分にはよく理解できませんでした。
デモの最大の目的は、政府や世界中の多くの人々に、今起きている社会問題を知ってもらう事だと思います。よく、デモには意味がないと言われていますが、デモの報道を通して、一人一人が差別について考えるきっかけとなれば、それはとても意味のある事なのかもしれません。
しかし、デモの目的が破壊や単なる暴動に変わってしまった場合、黒人の差別を潜在的思考として、より根深いものにさせてしまうでしょう。

黒人と白人の格差(日経)

株式市場

株式市場では力強い反発が続いており、コロナショックを受け下落した値幅の約4/3を取り戻しています。
景気とはなんだ?と考えてしまうほど、頭の理解が追いつきません。
この猛反発を受け、ゴールドマンサックスも予想の見直しをしました。当たり前ですが金融のプロフェッショナルでも、将来の値動きを予想することはできませんこの株価の急反発を受け、実体経済との解離という言葉をよく聞きますが、Fedによる無制限金融緩和により、過剰に供給された資金が株式市場に流れ込んできているのではないでしょうか?
VIX指数も節目とされる30を下回って推移しており、下落にヘッジをかける市場参加者が少なくなってきています。

 

しかし、個人的にはさすがにここらで反落するだろうと考えています(怖くて売れませんが)

その理由は↓辺りです

  • 第2波への警戒ムード
  • 米中の緊張の高まり(香港・関税合意撤廃)
  • 11月に行われる大統領選挙
  • 米国でのデモ拡大リスク
  • ロックダウン解除による利益確定

この中でも、トランプとバイデンの世論調査には注目が集まります。トランプが再選できなければ、少なからず米株価にはマイナス要因として作用しますそして、6月現在ではバイデンがリードしています。
大統領選挙が行われる約2か月ぐらい前からは、株価が調整に入るというアノマリーも存在するので上値は重くなりそうです。

また、このコロナ禍の中でアメリカと中国のデカップリングが進み、米中関係が悪化することは確実とゆわれています。中国の関税対抗措置として、人民元の切り下げなどに警戒が必要です。

 

Infographic: Trump vs. Biden | Statista

You will find more infographics at Statista

ゴールド

 

コロナショックにより、経済の先行きが見通せない中、ゴールドは高値圏でのもみ合いが続いています。
株価の猛反発や、主要通貨の下落を受けてもなお高値をキープしていることを考えると、強気相場はまだ継続していきそうです。

現在のゴールドは、値段が上がる下がる関係なく、ポートフォリオの一部に組み入れなければならないモノだという認識が市場では広まっているみたいです。
世界中で通貨の価値が切り下げられていく中、この『ゴールドを持たざるリスク』がより下値を固くしていくでしょう

個人的には年末にかけて、BUY放置を続けようと思っています。

しかし、先物の投機市場はあまり盛り上がっていません。CMX先物の内部を見てみると、取り組み高は減少傾向にあり、ネットポジションは高値圏で横ばい推移となっています。なぜ投機マネーが入りにくいかというと、投資家のデフォルトリスクを下げるために、トレーダーがかけれるレバレッジが低下していることが挙げられます。

もう一段価格が上昇していくには、投機マネーの復活が必要だと思っています。

為替・ユーロドル・ドル円

 

ここ1週間はリスクオフの巻き返しで、主要通貨が売られる展開となっています。中でも、マイナス金利の折り込みが進むドルの売りが目立ちます。

その中でも目を引くのが、オーストラリアドルの巻き返しです。中国の景気や、産業用メタルである銅の価格に影響を受けやすい豪ドルが、他通貨と比較してここまで買い戻されるとなると、なかなかマーケットは楽観に傾いてると感じざるを得ません。

ユーロドル

ドルが弱いため相対的にユーロが強含んでいます。
7500億ユーロのコロナ復興基金も市場で好感され、ユーロ高になりました。

自分は4月からユーロの買い場を探したんですが、タイミングがうまく噛み合わず、結局この上昇に乗ることができませんでしたw

現在の水準は、テクニカル的に利確売りや新規売りが出やすい場所だと思うので、しばらくは様子見となりそうです。

 

ドル円

どちらも主要通貨のため、方向性が同じとなり、なかなかボラが出ない展開が続いています。金利の低下幅やネットポジションを見ると、ここからは円高になりそうなイメージ。もし110円辺りまでくるなら、円を買っていってもいいかなと思っています。

米ドル30日金利先物価格の推移を参考にすると、市場では2021年4月ごろにかけて、ドルのマイナス金利導入を織り込みに向かっていますパウエル議長はマイナス金利導入に否定的なため、実際に導入されるか分かりませんが、ドル売りが加速していますね。

最後に30 day federal funds futuresの価格推移を貼っておきます。これからの動向に注目していきましょう。

 

2020年6月2日 終値参照