金(ゴールド)をトレードする上で最低限確認しておくべき4つの事~FXで資金を増やそう!

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今回は、自分がゴールドをトレードしている上で、最低限確認しておいた方が良いだろうと思う事の紹介です!

ゴールドは世界中でその価値が認められており、まさに『無籍国の通貨』ということができます!それゆえ、投資の対象として、とても人気がある貴金属です。

この記事を読めば、ゴールドのトレードで大損をする確率を大幅に下げることができるはずです!それでは見ていきましょう٩( ᐛ )و

はじめに

さて、まずはじめにゴールドの市場規模や、需給の関係を確認しておきます!

GOLDの市場規模

ゴールドの時価総額は、2018年時点で約860兆円($7.8trillion)となっています。

2019年12月における平均取引量は、1日辺り約16兆円($145.5billion)程です。

このように比較して見ると市場規模の大きさが分よく分かりますね。この流動性の高さもゴールドをトレードする魅力の一つとなっています。

2019年12月における1日平均取引量(statista参照)

時価総額の比較(HowMuch.net参照)

需要と供給の関係

ゴールドの需要が高い国は、グラフを見て分かる通り、ズバ抜けて『中国』と『インド』となっています。この影響から中国の春節(旧正月)である2月にかけて、ゴールドの価格が上がりやすい傾向なんかもありますw

世界に目を向けると、毎年約2,000トンの需要があり、その半分ほどが投資に関係するもので、残りの半分は主に装飾品に関係する需要となっています。テクノロジーにおける需要は想像よりも少ないイメージです。

人類史上、ゴールドは約18万トン採掘されたと言われており、採掘できる残りの埋蔵量は約5万トンしかありません。1年毎に採掘される量が約3,000トンなので、残り16年ほどで掘りつくしてしまう計算になります。
これはあくまで現在の採掘技術に基づいた計算となっていおり、採掘技術が進歩すると変わってくる数値のため注意が必要です。

ゴールドの生産国ランキングでは以下の通りです

1位 中国【400t】
2位 オーストラリア【315t】
3位 ロシア―【311t】

Statistic: Consumer gold demand in major consuming countries in 2015 (in metric tons)* | Statista
各国のGOLDに対する需要 (Find more statistics at Statista

ゴールドの需要(t) (world gold council参照)
世界の採掘量と埋蔵量(USGS参照)

その①金利との比較

それでは、本題のゴールドをトレードするう上で大切なことを見ていきましょう!

まずはなんといっても金利との比較です!以下のチャートを見ても分かる通り、米10年国債利回りと逆相関の関係にあります。つまり、金利が上がればゴールドが売られ、金利が下がるとゴールドが買われると言うことです

現在はコロナウイルスのパンデミックの影響を受けて、米10年国債利回りは0.6%というかつてない水準まで低下してきており、それに比例してゴールドも史上最高値を更新しています!

金利市場に大きい影響を与える米10年国債の入札は、毎月第2週目に行われるので結果をチェックしましょう!
中でも注目なのが、WI(市場取引価格)とHigh Yield Rateとの比較や、Bid-Cover Ratioです

補足すると、入札結果がWIを下回ると言うことは、安全資産である10年国債の需要が高い事を意味します。また、Bid-Cover Ratioが高いということも、国債の需要が高いことを意味します。Bid-Cover Ratioは日本で『応札倍率』(国債応札総額÷国債落札総額)と呼ばれており、落札に対して、どれほどの入札があったのか分かる指標となっています。

つまり、これらの入札結果を見ることによって、市場がリスクオフに傾いているのか?リスクオンに傾いているのか?が読み取れると言うことです

米10年国債利回りvsGOLD

米10年債入札結果

その②インフレ推移と資金供給量(M2)

2つ目に大切なことは、インフレ率とドルの資金供給量です。

インフレとは、物価が上昇し通貨の価値が下がる現象のことです。通貨の価値が下がると言うことは、相対的にゴールドの価値が上がるということを意味します。

米国の消費者物価指数(CPI)とゴールドを同じスケールにして比べてみると、1980年から現在まで、ほぼ同じ上昇率となっています。これがゴールドはインフレに強いと言われている理由です。昔から賢い投資家たちは価値を保存する手段としてゴールドを選んできたと言うことですね^^

このインフレを起こす要因として、教科書には『M2(貨幣供給量)の増加』と書かれています。(実際にインフレになるかはひとまず置いておきます…)
つまり世界の基軸通貨である米ドルの供給量が増加すると、ゴールドは買われる傾向にあるということです。

現在はコロナのパンデミックにより、FRB(連邦準備理事会)による資金供給量が急増しています。ゴールドを資金供給量で割ったチャートをみると、ゴールドはまだまだ割安だと考えることができますね。

米消費者物価指数(CPI)vsGOLD
米貨幣供給量(M2)vsGOLD
GOLD÷M2

その③投機筋のポジション動向

3つ目に大切なことが投機筋の売買動向です。

投機筋の売買動向を調べる方法として、COT(Commitments of Traders)レポートがあります。

COTレポートとは、CFTC(米商品先物取引委員会)が毎週金曜日に発行する、各市場参加者の建玉を集計したレポートのことです。

※COTレポートについての記事はこちら

このレポートには、各市場参加のポジション保有状況、 取組高、トレーダーの人数などが記載されており、世界中のトレーダーから注目されています。

その中で特に自分が注目しているのが、CTA(Commodity Trading Advisor)のポジション推移です。CTAは日本で『商品取引アドバイザー』とも呼ばれており、市場でのトレードによって利益を上げるプロフェッショナルです。

このCTAのポジション動向と、ゴールドの値動きには正の相関関係があります。
つまり、CTAが予測している方向と同じポジションをとることで、負けにくくなると言う事です!しかし、”相場に絶対は絶対にない”ので、いかにその中でリスクを抑えていくか?が重要になってきます

GOLDvs取組高(オプション除く)
CTAポジション動向
CTAトレーダー数の推移

その④ETF市場における現物保有残高

最後はETF市場における現物保有残高の動向です。

ゴールドのETFでは、市場最大規模を誇るSPDR Gold Shares (GLD)が有名です。

ETFとは、Exchange Treaded Fundの頭文字をとったもので、日本では『上場投資信託』と呼ばれています。少し難しく聞こえますが、投資信託(ファンド)が取引所に上場しており、それを株式のようにリアルタイムで売買できるというものです。

それでは、なぜETF市場の動向が大切なのでしょうか?
それは、ETF市場に流入してくる資金が、比較的中長期目線の資金だからです。また、ETFの裏付け資産が、金の現物となっていることも重要な部分です。

つまり、短期的に買い戻しがはいらない資金なので、SPDRが保有するゴールドが増加すると言うことは、市場参加者がこれから強い上昇を予測しているということになるのです!!

実際に保有残高の推移は、ゴールドの価格に対して先行きに推移する傾向があります。

なぜ、中期的な資金と分かるのか?というと、ETFを取引できる時間が他市場に比べ限られているからです。短期的なトレードをする人は、わざわざETFを取引するのではなく、先物やCFD(Contract For Difference)を取引します。

ETFの取引時間(日本時間)
【準時間期間】 23:30~翌朝6:00
【サマータイム】22:30~翌朝5:00

また、ETFを利用することによって、自分で金を直接保管する必要が無く、先物市場やCFDと違って、限月交代(ロールオーバー)する必要も無くなります。

これらのことから、中長期の資金と認識されているのです!

以下のグラフは、ゴールドETFを代表するSPDRの現物保有残高の推移とゴールドの価格を比べたものです。なぜ現物保有残高が大切か一目で分かりますね!

SPDRの金現物保有残高は毎日公開されており、ここから確認することができます。

SPDR-ETF 現物保有残高(t)
SPDR 金の保管庫

さいごに…

以上、ゴールドを取引する上で最低限確認しておきたい事の紹介でした!

まとめると以下になります

1 金利の動向
2 インフレ率
3 投機筋のポジション動向
4 ETF市場の動向

何はともあれ、トレードする上で一番大切なのは資金管理と言われています。ゴールドは個別株やビットコインと違い、比較的穏やかな値動きをするため、資金管理がしやすい商品です。

ここで紹介したのは,、あくまで基礎の部分となります。もっと知識量を増やして、オプション取引やスプレッド取引を活用し、理論に基づいたトレードを目指していきましょう!

END