こんばんは^^
年末年始の影響で更新されていなかった、COTレポートの内容が、やっと更新されたので、これからの値動き予想などを、まとめていこうと思います
米10年国債利回り
まず最初に、今週に行われた米国債の入札結果から
- High Yield Rate: 1.869% (prev 1.842%)
- WI: 1.853%
- High Yield Rate: 2.341% (prev 2.307%)
- WI: 2.358%
どちらもWIを下回る結果となりました (市場で取引されている利回り)
この結果を受け、米国債の需要が高いと言う事が分かります (価格が高い=利回り低下)
株価もドル円も上昇している、いわゆるリスクオンの中で、安全資産である国債の需要が高い事は少し不気味です^^
大口のポジション動向は、↓のグラフのようになています
レバレッジファンドとCTAを比べると、方向感の欠ける動きとなっていますが、レバレッジファンドのショート解消(買い戻し)が目立つ展開となっています
これは、米国債の価格が上がる(金利が下がる)と予想しての行動だと思われます
実際に、FedWatchを参考にしてみても、2020年内には1回の利下げが予測されています
テクニカルでは、米10年国債利回りの2%辺りが注目されそうです
この状態で2%を超えていくことは難しいと思われるため、金利が上昇してきたら、2%の水準を背景に、ドル売りやGOLD買いを検討してもよさそうです^^
もし、2%を突破していくなら、ドル円も110円の節目を突破していくと思われます



EURUSD
個人的に、EURUSDは手が出しにくい位置にいるため、様子見が無難かなと思います
大口のポジション動向は以下のようになっています
レバレッジファンド
→EURに対して弱気目線 (買い解消+新規売り)
1.120より上では、売りたい勢が多い傾向
アセットマネージャー
→EURに対して強気目線(新規買い+売り解消)
5週連続での、売り解消が目立つ展開
ポジション動向では、方向性に欠ける展開となっていますが、 ネットポジションは、-6万枚のレンジで推移しており、EURが下落するとみている参加者が多い事が読み取れます
しかし、ドイツとアメリカの10年国債利回りの差を、比較して見てみると、ユーロドルの値動きと逆行しています
自分は、金利差がEURに対して強含んでいる状態で(悪魔で金利差推移)アセマネはEURを買い戻してきている為、どこかで大きいSカバーが入るだろうと考えています
戦略としては、 1.100辺りまで売り込まれてきたら、拾ってみても良いかなと?思っています
新規買いが入り始めた水準と、テクニカルを考慮すると、1.100では売り手の利確+新規買いが入りやすい だろうと考えております^^


USDJPY
年始から、米国によるイラン精鋭部隊の指揮官殺害により、中東リスクが高まり、大きく下げたドル円ですが、10/8日に行われたイランの報復に対し、米国が反撃をしなかったことから、結局は行って来いとなり、値を戻す展開となりました
今回のCOTレポートでは、イランの報復による円高からの全戻し上げは含まれていません
ポジション動向は以下となっています↓
レバレッジファンド
→円に対して強気( 3週連続で円買いに傾く)
アセットマネージャー
→円に対して強気(3週連続で円売り解消 )
アセマネのポジションだけをネットベースで見ると、1/7日から円の買い越しに転換
ポジション動向では、一足先に円高に備える動きとなっています^^
値動きだけ見ると、イランの報復を受け下げた水準を上回っており、ドル円は上昇の勢いが強いことが読み取れます
テクニカルで見ても高値圏にへばりついていることから、 109.70の水準を抜けると、売り手のLCを巻き込んで、110円を試す展開となりそうです
個人的には、110円突破が騙しに終わると、売り込まれるのではないかと?と考えています
実際にこのタイミングでのショートを狙っています^^
理由は、雰囲気的な部分もありますが、第一にドルと円の金利差が縮小すると考えているからです
少なくとも、この位置から中期的に強気ポジションを構築することは避けた方がいいと考えております


GOLD
年始から、米国とイランの間で緊張が高まり、安全資産の代表であるGOLDに資金が集中しました
しかし、米国による報復がない事が伝わると下落し、長い上ヒゲを付けました
今回のCOTレポートでは、イランによる報復を受けての一段高は今回含まれていません
直近のポジション動向を見てみましょう
CTAのポジション動向を見ると、1,500$より下ではCTAが強気に買いに来ていたことが分かります
しかし、1,580$辺りでは、新規売り側にまわるプレイヤーの動きも見られます
(↓エクセルデータ参照)
さらに、CMEの建玉も3日続けて減少しています^^
テクニカルで見ても、上ヒゲが目立ち、バイクラのような値動きとなっていることから、1,580$より上での新規買いは避け、短期的に売りポイントを探しても良いのではないか?と考えています



USOIL
WTI原油は、12月から堅調に資金が流入していましたが、イランの報復→米国の対応を受け、65.4$まで急騰した後、長い上ヒゲを付け58.4$まで売り込まれる展開となりました
ポジション動向では、アセットマネージャーによる、5週連続での新規買いが目立ちます
CTA、OtherReportable、小口のポジションネットを見ても、すべて買いに傾いている事や、ひとまず落ち着いた中東情勢も、米国による経済制裁によりどうなるか先が読みにくい事から、基本的にはBUYスタンスを継続した方が良いと思います
原油の先物も、バックワーデーションが継続しています( 逆鞘に売り無し)
明確な底入れの形が出るまで待って、買いエントリーが無難かなと思っています



Bitcoin
最後に久しぶりに、少しだけビットコイン^^
もうシンプルに考えることが一番かな?と思っています
- MEXの建玉を見て、含み損を抱えているポジションを探す
- 1時間足以上でテクニカルパターンを探す
- カバーによる上昇(下落)か?etc..
BTCの構造自体が、基本的にインフレに強い通貨なので、長い目で見たら上がるだろうと思っている参加者がほとんどだろうと思ってますw
=BUY放置でOKですw

まとめ…
最後に自分の戦略を、簡単にまとめておきます
- 米10年国債利回り
→2%に大注目👀
- EURUSD
→1.100で買い場探し
(どこかで大きいSカバーが入ると考えている)
- USDJPY
→110円突破からの騙し上げで下落をイメージ
(米日金利差縮小、米国債の需要高)
- GOLD
→ひとまず1,580$より上はロングで追いかけない予定
(重いネットロング、バイクラによるやれやれ売り)
- 原油
→どちらかといえば買い場探し、底値は堅そうw
(逆ザヤに売り無し、アセマネの買い上がり)
- ビットコイン
→来るか?トレンド転換
(MEXで取組高上昇、CME内部に変化あり)
以上です。
2020年も楽しんで行きましょう!
END