今週は、週末に米中閣僚級会議が行われ、トランプ発言に一喜一憂させられる相場環境でした
10/15に予定されていた関税引き上げが回避され市場は株高(リスクオン)へ向かいました
注目ファンダ
10/14~18 重要経済指数

来週は
・欧州インフラ動向
・米国消費動向
に関係する指数の発表があります
また、10/17~18にはEU首脳会議が行われ
19日にはEU離脱申請期限を迎えます
(過ぎると2020/1/31まで延期申請の義務発生)
来週は特にBrexit絡みの激しい動きに注目です
全体↓
- 米中貿易戦争
- トランプ弾劾
- トルコによるシリア侵攻
- 香港デモ
COTレポート
今週のレポートでは10/8日までの動きが把握でき、
以上の内容を織り込んだ内容です
注目される米中閣僚級会議消化後のポジション推移は次週に持ち越しです
金利動向
市場は、週末に行われた米中閣僚級協議の結果を好感しリスクオン(巻き返し)の動きとなりました
国債も売られ金利は上昇し
年内利下げ回数は1回の確率が60%に上昇しました
動きは小さいですが、
経済指数の悪化を受け投機筋は国債を買い越しました



為替 (ドル 円 ユーロ)
USD/JPY&EUR/USD(ポジション動向)
オレンジ(投機筋) ピンク(投機筋人数) 水色(小口投資家)
USD/JPY

※円/ドル 表記
ポジション解消の動きの中で円売りに偏りました(ドル円ロング)
週末に買われたドル円ですが、
109円手前は投機筋による新規ショートが積まれ始めた水準となっています
テクニカル的にも6回跳ね返されているポイントなので簡単に突破する事は難しいと思います
しかし、足元の値動きは強く、内部は新規ポジションが積まれているので
抜ければLCを巻き込み節目として機能する110円まで上昇するのでは?と考えています
EUR/USD

ロング解消が目立つ内容となっており
投機筋はユーロ売りのスタンスを変えていません
1.10の節目を突破するも押し返されています
弱い経済指数やマイナス金利、
ドル買いにおける相対的なユーロ弱含みから売られる展開が続くと見ています
しかし、
ポンドの急騰に引っ張られショートカバーが入る可能性も十分あると思います
来週は欧州通貨が大きく動くことが予測されるのでLC注文は必須です
コモディティ(原油 金)
USOIL&GOLD(ポジション動向)
Crude Oil

原油は週末のリスクオンの流れや
イランのタンカーがサウジアラビアから攻撃を受けたことを受け上昇して終わりました
ポジション動向を見ると39,688枚の新規ショートが積まれています(個人的に結構 驚いた)

今週のEIA原油在庫は2.927Mの増加となっており4週間続けての増加となりました
個人的には
・OPECによる供給抑制(2020年 需要引き下げの見通し)
・過去の在庫水準との比較
・株高による資金流入
などの影響もあり、下値は限定的だと思っています
GOLD

リスクオフの流れからGOLDは売られる展開になりました
高値圏では重くなったネットロング(2016年7月以来の高水準)VS緩和マネー流入
大きく買われるイメージもなければ
大きく崩れるイメージもないという感じ→レンジ濃厚か?
ビットコイン
BTC(ポジション動向)

BTC/USD
10,000$を割れ、7,700$まで下落したビットコインは
横軸の出来高が一番多い水準でサポートされています
ポジション動向では
取組高の減少やポジション解消の動きから資金流出の流れとなっています
個人的には
・ハッシュレートの高まり
・2020年5月に迎える半減期
・世界金融緩和
・市場規模の拡大
などの影響から長期的目線は強気です
しかし、
ビットコインはファンダ的側面よりも
テクニカル的側面の方が機能しやすいと感じています
Bit-MEX(取組高)

現在 1番取引の出来高が多い取引所の内部は
取組高が過去意識されるレベル(800M$)まで来ており
短期的に大きい動きがありそうです
来週も楽しんでいきましょう☺︎☺︎
END