こんにちは!
コロナの影響が色々なところで出ていますね
世界をみわたすと、都市封鎖をしている国が多く存在し、世界の経済活動がストップしています
世界では感染者数が50万人を超えました
アメリカの感染者数はトップになり、失業申請者数も328万件と驚く数値となり、先行きの見通しが立たない状況になっています
金融市場もボラティリティが大きい展開が続いています^^
今回は、大口の動向や、自分の考えをまとめてみようと思います
GOLD
今週のGOLDは、FRBの制限を設けないQEの影響を受け1480$から1650$まで急騰しました
市場ではコロナの影響を受け、株式が売り込まれ、国債などの安全資産に資金が集まっています
さらに、各国の中銀は利下げを行い、
なかでも米国の政策金利は、0~0.25%のゼロ金利となりました
世界の金利差は縮小となり、すべての国の通貨価値が下がっています
相対的にGOLDが強含むことは自然的な流れで、ここからもGOLDは底堅く推移するとみている参加者は多いのではないでしょうか
今週のCOTレポートを見てみます
1450$~1700$のレンジで推移し、ショートの買い戻しがメインとなっています
急騰したわりには、新規買いがついてきていないので少し違和感を感じますね
さらに取組高は減少傾向にあり資金流出が続いています
(オプションを含めると増加)
しかし、トレーダーの動向をみると、
多くのショート勢が、買い側に回ったことが読みとれます
新規買いがついてきていない事を考慮すると、
すぐに高値を更新していくことは難しそうですが、ファンダメンタルズ的に、底は堅く推移するでしょう
個人的には、積極的に押し目を拾ってみようと思っています


原油
原油は、コロナの影響、OPEC+の協議決裂などを受け、大きく売り込まれる展開となっています
サウジとロシアのガマン比べはまだ続くみたいです
このまま長期間、20$台での推移が続くと、アメリカなどの産油会社の破綻が心配になります
今週のCOTレポートの動向では、22$~29$のレンジでネットロング減少となっています
内部では、新規ロングと新規ショートが微増
細かく見ると、CTAと小口は買いで反応しています
取組高は20$手前から増加傾向にあります
ここらでもう一段階落とせなければ反発が入りそうです

トレーダー数を見ると、買い手が売り手に回った形となっています
ということで、センチメントとしては20$を割るとみている参加者が多いということが考えられます
しかし、個人的にはこの位置からのショートはしないつもりです
もし、ここから下を掘るのであれば、下手に売買を繰り返すよりも、
腰を据えて買いでエントリーしていこうと考えています
各国で原油の採掘原価は違いますが、
採掘原価を下回る状態は長く続かないだろうと思います
現在の原油は、先物のイールドから分かる通り、期近が率先して下げている状態です
これは現時点での需要の低さを表しており、市場では下げ止まる兆候がないと解釈されます
しかし、コロナは夏にかけて収束に向かうと考えられており、 この需要減少は一過性のものだと考えることができます
都市閉鎖などが解除されれば、再び経済活動は再開されます
もし、中期的に10$台で推移しても、塩漬けという選択肢もありかなと思います^^
為替
今週はFRBの無制限QEや、株式クラッシュを受けたドル需要の巻き返しにより、ドルが売られた一週間でした
EUR/USDのポジション推移が面白くなっています

IMMのポジション推移をみると、レバレッジファンドによる、ユーロ売り解消の動きが鮮明に表れています
これはユーロを売って、ドルを買っておけば勝てるという考えを見直さなければいけないタイミングだと考えています
どうせドルに資金が集まるから適当にユーロドルを売っていこー、という参加者たちが担がれる展開になりそうです
ユーロやJPYはこれ以上マイナス金利を深堀りしない(できない)スタンス、ドルも金利が無くなった今、これから大きいリバランスが待ち構えているのでは?と思わさせられます
現在、コロナの感染者数は落ち着く気配もなく、日本も都市閉鎖するのか?と騒がれており、
世界の経済活動はストップし、世界中で先行きが不透明な状況となっています
いくら株価を分析しても、今が底かどうかなんて分かりませんが、この状況下の中では、しばらく強い通貨に資金が集まると考えています
ドル、ユーロ、円この辺りを買い、AUD、CAD、新興国通貨 辺りを売っていこうと思います
ここから再びドル一強になるという考えは封印した方が良いのではと思います

さあ、なにはともあれ来週から4月の始まりです
最近はボラティリティが高い相場ですが楽しんでいきましょう^^